この条例は1960年代に、湿地の保全に関心の深かったヨーロッパ諸国と国際水禽調査局(IWRB)とによって何回か開催された国際会議で起用され、1971年2月2日にイランのラムサールという都市で開催された『湿地及び水鳥の保全のための国際会議』に参加した18カ国が署名し採択されました。この条約が一般に『ラムサール条約』とよばれるのはこのためです。
日本では条約加盟の際に『釧路湿原』を登録しました。その後2カ所の湿地を登録しています。
湿地は地球上で最も生産力の高い生態系であるといわれ、何百種類もの生物に住家を提供し、洪水や渇水を調節する天然の巨大なスポンジとしての役割も果たしています。湿地はこのように非常に重要な存在でありますが、ここ数十年間に世界中のいたるところで、排水、干拓、汚染などによって驚くべき早さで姿を消してしまいました。
「現在及び将来にわたって進行しつつある湿地の浸蝕や消失を阻止する(条約前文)」ための国際的な協力体制を作り上げることを目的としてこの条約は作成されました。
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名 称
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所在地
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面
積(ha)
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登録年月日
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釧路湿原
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北海道釧路町
標茶町
鶴居村
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7,863
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1980.6.17
(1989.7.6拡張)
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1987年7月31日、わが国28番目の国立公園として誕生した釧路湿原国立公園は、釧路湿原の主要な部分16,552haと湿原の東側のシラルトロ沼、塘路湖、達古武湖の海跡湖、及び周辺丘陵部を含み、釧路市、釧路町、標茶町、鶴居村の1市2町1村にまたがる26,861haの区域です。
この公園は、山、森と湖、海といった、それまでの国立公園の風景のタイプとは違って、湿原という、平野部に残された広大な水平的風景であることにその特徴があるといえます。
環境庁の第2回自然環境保全基礎調査(緑の国勢調査)によれば、釧路湿原はわが国最大の湿原で、その面積、21,440haはわが国に存在する湿原総面積の約60%を占めています。
かつては全国的に分布していた平野部の湿原の多くが、水田になり、あるいは市街地化するなどして分断され、消失していった中で、釧路湿原がわが国を代表する傑出した自然の風景地としての資質を保っていたことも、国立公園指定の大きな理由になりました。
釧路湿原はまた、高層、中間、低層湿原それぞれに特徴的な植生が見られるばかりでなく、特別天然記念物のタンチョウはじめ、わが国最大の淡水魚イトウ、氷河期からの遺存種キタサンショウウオ、エゾカオジロトンボなど貴重な野生動物の生息地としても重要な地域でもあります。
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