 |
又飯時 |
マタイトキ |
| |
意味:海の瀬の荒い所 |
| マタイトキをアイヌ語の単語で解釈してみると、マタ(音)イ(手前の義)ト(遠く)キ(…知る)となり、一説には「山奥にいても浪の音高き所なり」と古文書にもあるため、この解釈とした。ここは、昆布森沿岸では瀬の荒い所で有名であり、過去には数隻の座礁
遭難船があり犠牲者を出している。寛永20年(1643年)、オランダ船来航時の航海日誌によると、「この近海数多くの鯨魚現わる。その鯨、時として、他の魚の為に追われて海浜近くに登り、土地の犬これを見れば直ちに海中に飛び入り、走り廻ってこれを噛み殺す。しかるのち住人等来たりて是を捕らえる。その犬ら自然によくこの術に慣れ、鯨の海上に飛び出るを見ること人の目の及ぶ所にあらず。」と記録されている。これを見ても昔は鯨がかなりこの沿岸におり、又飯時の瀬に入ると陸に押し寄せられたものと思われる。一説にはクスリ(現在の釧路市)からアッケシ(厚岸町)までの陸路、ここで昼食を取ったので、又飯時と名ずけたと言うが、これは和字に当て付けて判断したものであろう。
|
|